国道249号線の荒木隧道沿いには旧隧道らしき隧道が見える. 金沢側からも輪島側からも見えるのだが,実は真中で別れており隧道は2本構成だ. この2本のうち,輪島市側の荒木第一隧道から紹介する. | |
第一隧道前の斜面が崩れたのか,第一隧道前は立ち入り禁止だった. 扁額のアップ.坑門は現役時の姿とは思えない.石で装飾されている. | |
第一隧道内部,坑門付近が一回り厚くなっている. 内部はきれいで照明も完備されている. 完璧なツルテカ隧道と言えよう. | |
銘板発見,1999年に改修された模様.
せっかく昔からあるんだから,最初の施工とか歴史も刻んだら良かったのに.
山形の隧道さん公開の隧道リストによると,昭和40年竣工らしい.
ちなみに当時のデータは, 全長:29m幅員:5m限界高:3.5m なんだか長くなって狭くなってますね.改修の影響ですね. |
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荒木第一隧道金沢側.こちらには扁額は無い. アップの画像では気が付かなかったのだけど, 坑門のデザインは周辺環境へマッチさせる為だったのね. 数十年後肌色の坑門がやれてきた頃,赤黒い岩肌になじむ訳ですな. | 荒木第二隧道の輪島側.こちら側には扁額はない. 向こう側が見える短いトンネルで,風通しも良さそう. | 荒木第二隧道内部の様子.第一隧道同様に照明完備で,まさにツルテカ. 夜の散歩もまったく心配ない. |
そして荒木第二隧道の銘板発見.こちらも99年に改修されている.
山形の廃道さん公開の隧道リストによると,荒木第二隧道の竣工は昭和8年!
第一隧道と似てるだけにこの歴史の差はなかなか見抜けないですよ.
せっかく残したんだし,歴史を刻んで欲しかったと思ふ.と言うか40年改修? ちなみに当時のデータは, 全長:37m幅員:4.3m限界高:3.8m やっぱり全長が伸びて,幅と高さが減ってる.改修で持ちこたえてきたんですね. |
そして荒木第二隧道の金沢側坑門.なんと痛恨の撮影ミス.
っていうか画像が見つからない.扁額のアップがあるって事はきっと撮影したに違いない.
最後の最後で尻切れトンボでごめんなさい.
この隧道の状況を解説しますと,歩行者専用になってます.
超ツルテカになってますが,維持費は掛かるんでしょうが
歩道化して埋めない姿勢は素晴らしいですね. ちなみに近くにある道の駅「とぎ海街道」のさざえごはん美味いです. 物産店の野菜は異様に安くて素敵です. でも水のない水族館は微妙です. 皆さんも是非お越しください. |