能登半島は国道249号線の生神隧道，はたご隧道には海側に並行して一車線の道がある． この道，２車線のトンネルが掘られる前の道ではないだろうか． そんな旧道風情あふれる道の岩肌に，こんな穴が開いている！
	落石防止のネットに封印されたこの穴は，モータリゼーションの発展前，まさに徒歩で しか奥能登に接近できなかった頃の名残ではないだろうか． やばい，入りたい入りたい入りたいィー！！
	入洞レポートしたいのだけど，落石ネットで完全密封．ねずみくらいしか近付けない． って訳で，反対側入り口に接近．書くのは簡単だけど，画像にある竹が藪になっており， しかも，ものすごい密度で密生していて接近は困難を極めた．画像を撮影する隙が無かった．
	内部は手掘りかつ素掘り．輪島市の奥，内浦海岸にも似たような隧道があることから， 江戸時代とか，もっと前に掘られたんじゃないの？って期待が高まる． 保存状態は極めて良好．
	旧はたご隧道（仮）は姿は見えるものの，前面は落石防止ネット，背面は高密度竹薮と鉄壁の防御． ちなみに自分はフルフェイスのヘルメット，皮手袋，長袖長ズボンで体当たりしながら挑んだ． はたご隧道脇には，経歴不詳の接近激困難な手掘り隧道が今も眠る．

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