四十九院隧道

	今回紹介するのは四十九院隧道．訪問したのは2004年なので，状態が変化しているかもしれない． 私達が訪問したときとは交通制限が異なる恐れがあるので，十分注意していただきたい． 今は四十九院トンネルに役目を譲り，路肩崩壊の為に通行止めになっている． ガードに足をかけているのは，今も汽笛フリークとして活躍中のＴＭＮＧ氏．
	高さ制限は3.7m，っていってももう通行する車もなくなんだか虚しい．
	扁額は文字を刻んだ石をはめ込んである．コンクリートのヤレ具合とあいまっていい雰囲気が出ている．
	内部にはナトリウムランプがつけたままになっている． 今でも点灯できるんだろうか．通行止めの直接的な原因はこの隧道じゃないし，復帰可能かも知れない．
	坑内の壁面の様子．山形の廃道さん 公開の全国隧道リスト（昭和42年）によると竣工は昭和33年．半世紀経ってますな． 何度か改修されたとは考えられるが，水が染み出てお疲れ様なコンクリートだ．
	反対側坑門は日が当たらないためか，苔むしてより一層お疲れムード． さらに道路の管理から外されて，手入れも行き届かなくなったんだろう，ツタの侵食．
	一件普通に旧道としてキープされていても良さそうなこの隧道， 本体が原因ではない事情によって通行止め．前にも書いたが，道路崩壊． 隧道を抜けて，いけるトコまで徒歩で入ってみた．
	ほどなくして崩壊箇所を発見．道路の半分ほどが崩れかかっている．
	こうゆう局面で悪ノリするＴＭＮＧ．アブネェって．
	道路が半分崩れかかって車両通行止めになった旧道の奥，四十九院隧道は今も眠る．

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