乙ヶ崎歩道トンネル
 石川県は能登半島,穴水町のあたりに国道249号線が通っている. いくつもの古い隧道が残るこの国道沿いに,再生された古隧道が残されている. それがこの乙ヶ崎歩道トンネルである. 今は歩道であるものの,古来能登の交通を支えてきた隧道にふさわしい余生だと思う.
 平成7年11月完成のまだまだ新しい内装. 自動車では一瞬だが歩くと案外長く感じる. 照明完備,風通し良好な隧道だ.
 新トンネルがすぐ横に併設されている. こちらは能登側ポータルの様子.
 新トンネルと言っても,数十年経過している貫禄がある.
 照明完備のまっすぐなトンネル.車の速度も速く,撮影は命がけ.
 新トンネルの完成は昭和40年.新しいとは言え,それなりの年季が滲んでいる. 現代技術で建設したなら,歩道完備の大口径トンネル一本だろう. 旧隧道は埋められてしまうに違いない.
 掘削タイミングと地域の愛が守った乙ヶ崎歩道トンネル. 今日も全力通電中で,地元小中学生の交通を支えていると思う. 新トンネルなんか危なくて歩いて通れないぜ.

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