国道３６４号線，石川県の端の端，福井県との境目に大内峠がある． 現在は旧道となっているこの峠には，大内隧道なるトンネルがある． こちらは福井県側坑門．
	日当たり良好かつ，程よい水分供給があるためか坑門は緑色に苔むしている． 扁額には「大内隧道」と，今でも堂々と掲げられている．
	銘板によると，この隧道は昭和３６年竣工らしい．４４年前の隧道である．
	坑内は全体にコンクリート捲きで比較的きれい．幅も普通車がすれ違うことはできる． 若干ひび割れており，水が染み出てきている．
	安定器？と蛍光灯の残骸が落ちているのを発見した．
	隧道の中間地点には石川県と福井県の県境がある． ちょっと腐食気味だがまだまだいけそうな看板．
	隧道の真中には照明を取り付けてあった跡が残る．先ほどの安定器と蛍光灯の残骸は回収漏れだろうか． 蛍光灯がついていたと思われる．でも，土台が木製って危ないですよね．腐りそう．
	石川県側の名盤は苔の発生もなくキレイだった．
	石川県側の坑門の様子．自動車の往来はほとんどなく，誰にも会わなかった．
	こっちは扁額もきれい．日陰だと苔の発生が少ないのだろうか． それか，両側で水っぽさが違うのか？
	石川県側は山中町になってます．
	現在は「丸岡・山中温泉トンネル」が真下に通っている． このトンネル，超美麗かつ超快適で，超特徴もなく普通なら間違いなく何も考えずに通り過ぎるだろう． って言うか，新道も結構交通量が少なかった．ぶっ飛びルートですね．

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