三ツ屋野隧道

	石川県は白山市の山中に謎のトンネルを発見した我々は，いつものようにジムニーで現地に向かう． このトンネルの詳しい場所は伏せたい．トンネルへ通じる道の入り口には石碑が立っており， そこにはこうある（以下原文まま）
	当区五十余戸の生活を支えてきた鬼太郎兵衛由来のアッチャマ道は数百段を数える石段道で考古の昔苦難の道として隧道掘削を渇望してきたが当時の石川県議山田美農里氏の紹介と区民総会結果三ツ屋野百年の大計として林道を新設することになり昭和四十年十二月起工し巾員三・六メートル隧道延長一九五メートル事業費総額約四千万円その七割の国庫補助と九百余万円の融資を受けて昭和四十四年四月見事に完成したこの陰には当時の坂田農林大臣中西石川県知事山田県議の絶大なるご尽力と献身的遂行当たった山田組や設計士牧県技師その他関係各位のご援助により完成したもので区民一同そのこ恩を謝しここに記念碑を建立する 昭和四十五年九月十五日三ツ屋野区
	三年ちょっとかけて昭和四十四年に開通したらしい． この隧道の先には区の水源地があるらしく，道路の管理はばっちりされている．（ダートだけど）
	紅葉がきれいな２００４年秋の山．隧道がある山の向かい側の山の様子． 調査から発表まで一年も寝かせてしまった．これからもガンガン更新します．
	このカーブの先に隧道が．ちなみに，TMNG氏と共に作業員ルックで行動している． 地域住民へいらぬ心配をかけないようにしないとね． 誰かに遭遇しちゃった際は，満身の笑みで「どうも，お疲れ様です．寒くなりましたねえ，どうもどうも」 と余裕を持って対応したい．
	で，坑門．昭和４４年って，３６年前！！若干変色したコンクリートは，年代相応な変色を見せる．
	扁額には「三ツ屋野隧道」．若干やれていて良い感じ．
	坑門正面には盆地が広がり，眺めは抜群である．
	照明なし，崩壊もなし，路面はコンクリート．きわめて安定している．
	比較的乾燥している坑内．安定している地盤なのか，しっかり工事したのか危うげはまったくない．
	反対側坑門には扁額はなかった．．
	紅葉がきれいで２００４年秋を満喫できた．．
	ちなみに林道入り口よりちょっと下，山の裾野から見上げると坑門はこんな感じ． この画像はズームしているので実際は下の画像の感じで見える．
	坑口わかります？実際この近辺を何度も通っているのだけど，地図で確認するまで気が付かなかった． 三ツ屋野隧道は意外と人里近いカモフラージュ隧道であった．

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