観音下地区周辺に旧尾小屋鉄道の廃隧道が残っていることをネット調査で確認。 線路跡は一部林道化していて、自動車で進入可能らしい。 これは行くしかないでしょうってことで、調査に向かった。 小松市から国道412号線で尾小屋方向へ。それらしい林道発見、突入。 | |
古びた石垣を発見、この道は匂うってわけでどんどん進む。 他にも、ホームらしきコンクリートや、いろんな遺構が残されている。 残念ながら当サイト管理人の鉄分は薄く、あまり詳しくはレポートできない。 | |
!いのししキター!罠が仕掛けてあり、うりぼう3匹がかかっていた。 すごい勢いで網に体当たりしていて、野生動物の勇ましさを垣間見た。 今ごろ鍋にでもなってるんだろうか…… | |
やや荒れ気味のダートを進むと、目的の観音下トンネルが見えてくる。 ちなみに観音下と書いて「かながそ」と読むらしい。 あまり頻繁に利用されているわけではなさそうで、道端は草ボウボウ。 | |
坑門前には小川が流れる。まだラピュタで渡れるレベルの水深、思い切って突っ込む。 ポータルは石組みで苔むしている。シンプルなデザイン。 通信用の電線が張られていたのか、碍子が残る。 |
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碍子は内部にまで続いていた。壁面は素掘りで、ぶつぶつが目立つ。 | |
このぶつぶつした小石は、トンネル内全域で見られる。 岩盤がもろいんじゃないかと思い、壁をつついてみたが特別もろもろではなかった。 坑門付近以外は全部手掘りで素彫り、いい感じ。天井はすすけている部分もある。 | |
尾小屋側の坑口の様子。小松側とおんなじデザイン。 ポータルはそのまま現存するが、内部が少し崩れている。 こっちにも碍子が残っている。 | |
石のパネルが貼り付けてあったんだろうか、坑口のまわりは画像のようになっている。 | |
第2トンネルとも呼ばれるこのトンネルを抜けると、鉄橋になっている。
ちょっと自動車じゃ通行不能。記念撮影をして引き返した。 この辺は熊頻出区域なので、探索は怖かった。見に行く方は気をつけて。 旧尾小屋鉄道、観音下トンネル(第2トンネル)は林道として現存する。 |