能登半島,原発の町志賀町.
志賀原発と海岸の間を走る,県道36号線を行くと福浦港に出る.
この福浦港の隅に今回紹介する福浦隧道がある. 坑門はすっきりしたコンクリート製. |
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扁額はツタの侵食を受けている.でもまだ読める状態. 饅頭っぽい形より,昭和初期的情緒満点のこの物件. 銘板が見当たらなかったので,「山形の廃道」さん公開の全国隧道リストで竣工年を調べた. 調べてびっくり昭和11年! |
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内部もきれいで,改修されているかもしれないが結構古い隧道だった. 割と明るい上に照明完備で,通行時の不安は何もない.大型車も楽に通行できそう. | |
んー富来トンネル経由の国道249号線が,山と水田地帯をぶち抜いていることから,
この道って旧国道だったんじゃないの?って気がする. 昭和11年竣工の隧道を後年改修したとしても,当時としては立派な隧道だろう. 港町もぶち抜くこの道がメインルートだったんじゃないかと勝手な想像. |
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富来トンネルへの分岐と,富来トンネルより向こうの合流がきれいな形なんだよね. どうなんだろう… こちら側は日当たりが悪く植物の侵食はない. |
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旧富来町,現在は志賀町の福浦港には昭和11年の隧道が今も健在である.
地元の軽トラとかがぼちぼち通行しており,地域密着型隧道のようだ. この福浦港には変な像があったり,有名な福浦灯台があり, コアな観光客がたまに訪れる. |
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普通に看板が出ているものの,ありえないような激坂急カーブを崖に張り付くように
建っている家々を縫うように,さらにアップダウンした先に小さな駐車場がある. 普通の乗用車じゃ到達は難しいので行きたくなったコアな方はお気をつけて. 漁港側に戻り,VTR250と記念撮影して立ち去ったのだった. → 新福浦隧道 |